健康用語WEB事典

プタキロサイド(ptaquiloside)

強い発がん性を持つ有機化合物DNA塩基選択的にアルキル化して切断する。*1*2

プタキロサイドの化学構造

ワラビに含まれるが、プタキロサイドは水溶性で熱に弱く、化学的に不安定であるため調理(アク抜き)によってほぼ全てが分解される。*3

羊において網膜変性の原因となることが確認されている。*4

*1KAKEN — 研究課題をさがす | 新規DNA切断分子の創製と反応 (KAKENHI-PROJECT-10480149): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-10480149/
*2特集 身の回りの毒 | 岐阜薬科大学同窓会: http://dousoukai.gifu-pu.ac.jp/kokonoe/vol77/tokusyu-minomawarinodoku
*3文部科学省認可通信教育 放送大学 “山菜の王者”ワラビ 富山学習センター客員教授 紺野勝弘: https://www.sc.ouj.ac.jp/center/toyama/upload/%E3%81%9F%E3%82%93%E3%81%BD%E3%81%BD99%E5%8F%B7%282017%E5%B9%B47%E6%9C%88%E7%99%BA%E8%A1%8C%29.pdf
*4CiNii 論文 -  ワラビに含まれるプタキロサイドによる羊の進行性網膜変性症(bright blindness)の再現: https://ci.nii.ac.jp/naid/110003915956

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このページの最終更新日時: 2018-09-20 (木) 14:57:20