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微生物が持つプラスミドをベクターとして利用したもの。
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肉眼で判別できないような微小な生物のこと。直径1mm以下の生物。ウイルスも含める場合がある。通常、微生物と呼ばれるものには菌類(かび、酵母、きのこ)、細菌(放線菌を含む)、原生動物、ウイルス、及び一部の単細胞藻類が含まれる。オランダのレーウェンフック(Antonie van Leeuwenhoek)によって、微生物(細菌)の存在が確認された。発見当時は小動物(little animals)と記述された。
遺伝子治療などにおいて、必要な遺伝子を細胞内に運ぶ役割を担うもののこと。ラテン語で「運び屋」を意味する。無毒化したウイルスなどが利用される。-ウイルスベクター-プラスミドベクター-人工染色体ベクター最近は、より安全なベクターが開発されています。普段から、私たちが何度も感染しているウイルスを使うことで、ウイルス感染が何か別の悪い作用を及ぼすことのないようにしています。
大腸菌などの細菌や酵母が持つ、ゲノムDNAとは別に存在する環状のDNA。微生物間でプラスミドを交換することで遺伝情報をやり取りする。形質転換に用いられる。ベクターとしても利用される。微生物たちは、新しい形質の獲得を突然変異にだけ頼っているわけではなく、誰かが偶然に獲得した形質を、プラスミドを使って広めるのです。
ウイルスをベクターとして利用したもの。プラスミドベクターよりも、遺伝子が目的の細胞に取り込まれる確率が高い。ベクターとして利用するウイルスの種類によって異なる特性を持つ。初めて報告されたiPS細胞は、ES細胞で見られた4つの遺伝子(後に山中因子と呼ばれる)をレトロウイルスのウイルスベクターによってマウスの皮膚の細胞(線維芽細胞)に導入したもの。
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