健康用語WEB事典

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本来は薬としての効果を持たないが、その効果があると信じ込ませたもの（偽薬）の投与によって医学的生理学的な改善が確認されることがあり、このことをプラセボ効果と呼ぶ。プラシーボや偽薬とも呼ばれる。語源は「人を喜ばせる」という意のラテン語。ある物質の薬効を確認するために、比較対象として効果のない偽薬を投与する集団のことをプラセボ群と呼ぶ。偽薬や真正ではない医学的処置が患者に与えられるとき、薬理作用や真正な医学的生理学的効果がないはずであるにもかかわらず、患者や被験者に治療的効果が現…

抗菌作用を有する有機化合物。口腔洗浄液の有効成分。歯磨剤や口内炎の治療薬などに含まれる。組成式は C21H38ClN アクチノマイセス属やカンジダ属、モラクセラ属、ベイロネラ属、プレボテラ属、歯周病の原因菌であるポルフィロモナス・ジンジバリスなど、様々な細菌に対する抗菌作用が確認されている。約250人を対象に、0.07%の塩化セチルピリジニウムを有効成分として含む溶液を1日2回、歯を磨いた後に30秒間使用することを3ヶ月および6ヶ月続けた実験では、プラセボ群に比べて歯肉炎は1…

二重盲検試験の一種。二重盲検クロスオーバー試験とも呼ばれる。通常の二重盲検試験の状態（被験者も投与者もプラセボ群を知らない状態）に加え、摂取する時期もずらして行う比較試験。効果を検証したい主成分を含む試験食とそれと見掛けは同じで主成分を含まない試験食（プラセボ）を、被験者も試験実施者もどちらの試験食を摂取しているのかわからないようにして時期をずらして摂取させ、それぞれの摂取期間中の効果を集計して比較する試験方法。

薬剤となり得る物質の効果を確認する臨床試験の実行方法のひとつ。二重盲検法とも呼ばれる。医師も被験者も、誰がプラセボ群かであるかを知らされない状態で行われる試験。医師の先入観および被験者の思い込みによる効果を排除し、客観的に投与物質の効果を評価する狙いがある。被験者のみならず，研究者の先入観による評価の歪みを取り除くためには，二重盲検法を採用する必要があります。監督する医師だけに、どちらがプラセボ群が分かっている状態で実施される試験は単盲検試験と呼ばれる。

薬剤となり得る物質の効果を確認する臨床試験の実行方法のひとつ。医師は被験者の誰がプラセボ群かを知っているが、被験者は知らない状態で行われる試験。これによって被験者の思い込みによる効果を排除して、投与した物質の客観的な評価を下すことができる。監督する医師もどちらがプラセボ群が分からないようにして実施される試験は二重盲検試験と呼ばれる。

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