最近更新された用語
セマフォリン4Dをリガンドとするプレキシン。血管に発現しており、好中球の活性を抑える働きを持つ。*1
関連する用語
受容体に結合できる分子のこと。受容体の種類によってリガンドとなる物質は異なる。結合した際の働きによって以下のように分類できる。-アゴニスト(作動薬)-アンタゴニスト(拮抗薬、遮断薬)-インバースアゴニスト(逆作動薬)-パーシャルアゴニスト(部分作動薬)
白血球のひとつ。中性色素によって染色される顆粒を多く持つため好中球と呼ばれる。成熟すると複数の細胞核を持つ分葉核好中球となるため、多核白血球とも。以前はミクロファージとも呼ばれていた。白血球全体の50〜70%を占める。骨髄中で約10日かけて成熟して血液中に入る。寿命は4〜5日程度。大きさは10μm程度。好中球の働きは、血管から血管外に遊走して病原体などの異物を貪食することである。好中球に捉えられた異物は細胞内の消化酵素によって分解され、さらに活性酸素によって殺菌される。異物を…
主に遺伝子発現のことを指す。
身体の中で血液を循環させるための管状の組織。心臓から体内の各組織に血液を運ぶ血管を動脈、逆に各組織から心臓に血液を運ぶ血管を静脈と呼ぶ。各組織の末端で、栄養・酸素などの物質交換や動脈と静脈を連結する働きをする微細な血管を毛細血管と呼ぶ。動脈の壁は血流と血圧に耐えられるよう厚く、弾力があり、内圧が減っても丸い形が保てるようになっている。これに対し、静脈の壁は薄く柔らかい多くの血管は血管壁と呼ばれる三層構造を取る。血管の内側は内皮細胞(血管内皮細胞)で覆われている。内皮細胞は抗血…
セマフォリンと結合する受容体。神経細胞の軸索や樹状突起の形や向きを制御する。細胞膜1回貫通型受容体であり、ヒトにおいてはA〜Dの4つのサブタイプが存在する。その全てがRasファミリー低分子量Gタンパク質の活性を制御する。セマフォリンの刺激によりプレキシンがM-Rasの活性を抑制することで、ラメリポディンが樹状突起の先端へ運ばれなくなり、樹状突起のアクチン骨格の伸長が抑制される。
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。