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プレセニリン(presenilin)

γ-セクレターゼの本体。家族性アルツハイマー病原因遺伝子として発見された。細胞内では主に小胞体ゴルジ体に局在している。Notch細胞内ドメインを切断するプロテアーゼとしても働く。*1

プレセニリンは最近,他の3種類の膜タンパク質ニカストリンPen-2?APH-1?とともに形成されるγ-セクレターゼ複合体の活性発現に必須のサブユニットであることが明らかになってきた。*2

主に小胞体に局在することが報告されている。γ-セクレターゼ活性が発現する場所では細胞膜近傍かエンドソームとする報告が多い。

*1大阪市立大学大学院医学研究科 認知症病態学 プレセニリン(Presenilin): http://www.med.osaka-cu.ac.jp/Neurosci/Presenilim.html
*2新潟大学・大学院医歯学総合研究科・顎顔面再建学講座・硬組織病態生化学分野 天谷吉宏 アルツハイマー病の原因遺伝子産物、プレセニリンの表と裏: https://www.dent.niigata-u.ac.jp/nds/journal/342/75_342.pdf

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このページの最終更新日時: 2019-05-17 (金) 10:37:15