健康用語WEB事典

プロヒビチン(prohibitin : PHB)

様々な生物種において、ミトコンドリア内膜に存在するタンパク質*1

プロヒビチンは細胞核において転写を抑制する因子として働く。*2

小胞体ミトコンドリアを繋ぐ構造体形成に関与することが示唆されている。*3

prohibitinは、全身の細胞において主としてミトコンドリア内膜に局在し、アポトーシス細胞周期など多様な生体反応に関与することが知られています。脂肪組織血管内皮細胞においてprohibitinが細胞膜上にも局在する機序や生理的意義は不明ですが、脂肪組織と他の臓器血管を識別する上で極めて有用な特性と言えます。*4

*1Nature ハイライト:線虫の長生きにはブレーキが必要 | Nature | Nature Research: http://www.natureasia.com/ja-jp/nature/highlights/24596
*2自治医科大学医学部生化学講座 機能生化学部門 PHBタンパク質の機能解析: http://www.jichi.ac.jp/biochem/kinou/research.html
*3KAKEN — 研究課題をさがす | 小胞体のクオリティコントロールコンパートメントの機能とその構築機構 (KAKENHI-PROJECT-20059032): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20059032/
*4北海道大学 薬学部・大学院薬学研究院 未来創剤学研究室: http://www.pharm.hokudai.ac.jp/mirai/content/fat.html

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このページの最終更新日時: 2018-03-09 (金) 19:28:57