健康用語WEB事典

プロピレングリコール(propylene glycol : PG)

樹脂や化粧品、食品、医療品、不凍液、洗剤などに使用される有機化合物揮発性がなく水と混ざる。分子式は C3H8O2

プロピレングリコールの化学構造

皮膚に対して基本的に刺激性を持たず、に対しては軽度の刺激性を持つ。発がん性は認められない。

PGをラットの飼料に添加して投与したとき(2.5 g/kg体重/日で2年間)、または雌ラット(100%PG;総投与量は報告されていない;14 ヶ月)またはマウス(マウスへの用量は約 2 g/kg体重/週と推定された;生涯)の皮膚に塗布したとき、検査したすべての組織腫瘍の増加は認められなかった。これらのデータはPGに発がん性が無いことを裏付ける。*1

低度引火性物質(引火点70℃以上)である。*2

*1一般社団法人 日本化学物質安全・情報センター 初期評価プロファイル(SIAP)プロピレングリコール: http://jetoc.or.jp/safe/doc/J57-55-6.pdf
*2長岡技術科学大学 第2節 危険薬品: http://www.nagaokaut.ac.jp/j/gakubu/tebiki/syo5-2.pdf

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このページの最終更新日時: 2017-12-30 (土) 09:53:09