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ヘビが持つ毒素。国内の毒蛇はマムシ、ヤマカガシ、ハブの3種のみ。*1
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慢性動脈閉塞症に伴う虚血性諸症状や振動病における末梢循環障害、突発性難聴における症状などに対する治療薬となる単鎖の糖タンパク質。商品名はデフィブラーゼ。N末端アミノ酸はバリンで、その主要構成アミノ酸はアスパラギン酸。ヘビ毒に由来する。フィブリノゲンに特異的に作用して抗血栓作用を示す。
インテグリン(β1インテグリンおよびβ3インテグリン)に対する拮抗薬。クサリヘビのヘビ毒から抽出された。破骨細胞のインテグリンに結合し、ポドソームやアクチンリングの分散を引き起こして破骨細胞接着を抑制する。
9個のアミノ酸から構成されるペプチド。キニンに分類される。血液凝固の際に放出される生理活性物質。強い痛みを起こす作用や血圧降下の効果がある。1948年にヘビ毒として発見された。一部はカリジンから生成される。炎症に際して産生され、血管拡張やサイトカインやロイコトリエンの産生、補体系の活性化による免疫細胞の遊走などの作用を持つ。心不全による心肥大や心筋梗塞時の虚血再灌流障害を防ぐ作用なども確認されている。ブラジキニンを代表とするキニンは、発痛作用、血管拡張、血管透過性亢進、Na排…
マムシが持つ毒素(ヘビ毒)。マムシが咬み付いた部位に注入され、数分以内に腫脹や疼痛が起こる。手指の先端の場合、2~3時間で手の甲がパンパンに腫れ上がる。重症化するとミオグロビンによる腎機能障害やショックが起こり致命的。応急処置は静脈圧程度の駆血および絞り出しや吸い出しによる排毒。-ロドサイチン
1954年に発見された、細胞内外に存在する糖鎖を認識するタンパク質。ラテン語の「legere」が語源。意味は「〜を選択する」。赤血球を凝集させる物質として植物から発見され、当初はヘマグルチニン(植物凝集素、血球凝集素)と呼ばれた。カビやキノコ、ヘビ毒など外来性のレクチンのほとんどは赤血球を凝集する作用を持つ。ヒトの体内にもセレクチンなどのレクチンが100種類以上存在する。レクチンとは、赤血球や糖質複合体などを凝集させる糖結合タンパク質の総称であり、特に糖鎖結合部位を少なくとも…
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