ヘマグルチニン(hemagglutinin) †
ウイルスの表面に存在する、赤血球を凝集させるタンパク質。赤血球凝集素やHAタンパク質とも呼ばれる。
ウイルスが感染対象の細胞に結合するために必要。新しく作られたウイルスが細胞表面から切り離されるには、このヘマグルチニンを切る必要があるが、その役割を担うのがノイラミニダーゼ(シアリダーゼ)である。*1
ヘマグルチニンのうち20個のアミノ酸からなるペプチドが結合に重要であるとされる。この部分は中性の環境ではヘマグルチニン内にあるが、環境が酸性になるとヘマグルチニンの構造が変化してペプチド領域が表面に現れ、感染対象の細胞膜へ侵入する。*2
*1技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25)
*2古くて新しい膜タンパク質研究 | 特集記事 | NatureJapanJobs | Nature Research: http://www.natureasia.com/ja-jp/jobs/tokushu/detail/17
*2古くて新しい膜タンパク質研究 | 特集記事 | NatureJapanJobs | Nature Research: http://www.natureasia.com/ja-jp/jobs/tokushu/detail/17
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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:07:36