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ペタシン(petasin)

フキノトウ?に多く含まれる有機化合物バターバー?西洋フキ?)の地下茎にも含まれることが知られる。苦みがある。

ペタシンの化学構造

がん細胞においてミトコンドリア呼吸鎖複合体複合体ⅠETCC1)のエネルギー代謝を阻害することで、正常組織への副作用を抑えつつ効果的に抗がん効果を発揮することが報告されている。多くの種類のがん細胞において有効であるとされる。*1

マスト細胞からの脱顆粒抑制作用、毛細血管気管支拡張作用、ロイコトリエン合成阻害作用が明らかになっている。*2

タグ: 有機化合物 がん ミトコンドリア フキノトウ

*1日本原産フキノトウからがんの増殖・転移を強く抑制する物質を発見|研究成果・採択情報 | 国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学: https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2021/09/entry02-10993.html
*2フキ葉身の栄養学的解析と育種的利用に関する研究(KAKENHI-PROJECT-21580028): https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-21580028/21580028seika.pdf

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このページの最終更新日時: 2021-09-03 (金) 16:13:34