健康用語WEB事典

ペリサイト(pericyte)

全身の比較的細い血管内皮細胞を覆うように存在する細胞周皮細胞とも呼ばれる。

毛細血管は一層の内皮細胞の周辺にペリサイトが接着し、その周りを基底膜が包む単層構造を持つ。*1

部位によってペリサイトの割合が異なる。

小血管における内皮細胞に対するペリサイトの存在比率は臓器によって大きく異なっており,例えば骨格筋では内皮細胞 100 に対して周皮細胞 1 程度しか存在しないが,および網膜では内皮細胞1に対して周皮細胞 1 の割合で存在するほどペリサイトの存在比率が高い。*2

NVUの一部とされ、神経細胞維持に関わる。

毛細血管ペリサイト急性腎障害において貪食活性を獲得することが報告されている。*3

タグ: 血管 ペリサイト 内皮

*1血管内皮細胞による血管運動調節機構 - 名古屋市立大学: http://www.nagoya-cu.ac.jp/nurse/center/bulletin/files/1250/10-1.pdf
*2九州大学大学院・医学研究院・病態機能内科学(第二内科) 脳ペリサイトの重要性と脳血管障害における役割: http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/handle/2324/1468081/p125.pdf
*3急激な腎障害からの回復メカニズムを発見 ~貪食機能... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-: https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2021/07/press20210708-03-kidney.html

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このページの最終更新日時: 2021-07-09 (金) 06:25:36