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グラム陰性菌において、内膜(細胞膜)と外膜の間にできる空間。酸化発酵はペリプラズムで行われる。*1
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グラム染色によって赤く染まる細菌。大腸菌やコレラ菌、ペスト菌、サルモネラ菌など。グラム陰性菌は内膜(細胞質膜)と外膜の2つの膜を持ち、これらの間(ペリプラズム)に薄い細胞壁(ペプチドグリカンの層)が存在する。外膜からは細胞の外側に向かってポリ多糖体が伸びている。抗体の結合と補体の活性化によって外膜が破壊でき、グラム陽性菌に比べて排除が容易。
空気中の酸素を消費しながら行う発酵。細菌のペリプラズムで行われる。酢酸菌は、酸化発酵によって自身に有利な環境を作り出すとされる。酢酸菌は特定の糖やアルコールを利用しにくい糖酸(有機酸)に急速に酸化変換し、培地中に高濃度に蓄積することができます。この「酸化発酵」と呼ばれる反応は、共存する微生物種による糖・アルコールの利用を妨害すると同時に、それら微生物の生存に不向きな (有害な)有機酸の蓄積と低pH環境をもたらします。
すべての生物の細胞を包む脂質が主成分の二重の膜(脂質二重膜)。生体膜のひとつ。形質膜や原形質膜とも呼ばれる。細胞膜の主な構成要素はリン脂質やステロールを始めとする脂質だが、生物の種類や細胞小器官によってその組成は異なる。最も多い成分はホスファチジルコリン(レシチン)。ホスファチジルコリンやスフィンゴミエリンは細胞膜の外側に多く、ホスファチジルエタノールアミンやホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトールなどは細胞質側に多い。細胞膜の厚さは、リン脂質が持つ脂肪酸の飽和度(二…
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