健康用語WEB事典

ペンタゾシン(pentazocine)

モルヒネに似た構造を持つ有機化合物。平成2年から「麻薬及び向精神薬取締法」の規制を受けている。

ペンタゾシンの化学構造

モルヒネの3分の1の鎮痛作用だが、依存性が抑えられており臨床で使用される。*1

肝臓グルクロン酸抱合を受けて鎮痛作用を失うため、経口摂取されたペンタゾシンが全身循環系に入るのは投与量の20%程度とされる。そのため、注射の方が高い鎮痛作用が得られるが、同時に強い依存症も引き起こす。*2

*1(株)化学同人 京都大学大学院薬学研究科 くすりをつくる研究者の仕事 薬のネタ探しから私たちに届くまで 2017/3/30
*2剤型を勝手に変えてはいけない 帝京大学医学部薬理学 中木敏夫: http://www.med.teikyo-u.ac.jp/~nakaki/199908.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-01-16 (火) 08:47:39