健康用語WEB事典

関連する用語

タンパク質

毛髪や筋肉、臓器など人体の各部を構成する必須の栄養素。三大栄養素のひとつ。漢字では蛋白質と表記する。蛋白はもともと卵白の意味。英語ではプロテインと呼ばれ、これはギリシャ語で「一番大切なもの」を意味するプロティオス（proteios） に由来する。体内に存在する酵素や受容体、免疫の抗体、血液中の血球などもタンパク質によって構成されている。人体全体の10〜15%程度を占める。化学的には、アミノ酸から成るペプチドが集まった一本のポリペプチドから作られる巨大な分子。タンパク質を構成す…

チロシンホスファターゼ

チロシン残基の脱リン酸化（チロシンリン酸化の解除）を触媒するホスファターゼ。プロテインチロシンホスファターゼとも。以下の二種類に大別される。-受容体型チロシンホスファターゼ-細胞質型チロシンホスファターゼ

グルコース-6-ホスファターゼ

グリコーゲンの分解や糖新生の最終段階である、グルコース-6-リン酸を加水分解してグルコースを生成する反応を触媒するホスファターゼ（脱リン酸化酵素）。主に肝臓と腎臓に発現するが、精嚢や目の毛様体、卵管などにも見られる。G6Paseの発現はインスリンやグルカゴンなどのホルモンによって転写レベルで厳密に制御されている。インスリンによる転写抑制にはFOXO1が主要な役割を果たす。グリコーゲン病Ⅰ型（フォン・ギールケ病）はG6Paseの遺伝子変異によって小胞体内腔で行われる反応が阻害さ…

PTEN

がん抑制遺伝子のひとつ。ホスファチジルイノシトール-3-キナーゼ（PI3K）経路を負に制御するホスファターゼ。ピーテンとも。PTENの欠損は脂肪肝の原因となる。PI3Kとともに細胞運動に関わる。

酸性ホスファターゼ

リン酸モノエステルを基質とし、至適pHがpH5付近の酸性側であるホスファターゼ。ヒドロラーゼでもある。酸ホスファターゼとも。ヒトのほとんどの細胞に発現し、組織や体液中に広く分布し、大半はリソソームに由来している。血清中の酸性ホスファターゼの約1/3は血小板由来、約2/3は破骨細胞由来。一部は酒石酸によって活性が阻害される。前立腺、骨、肝臓、腎臓、血球系に由来する5つのアイソザイムが存在する。前立腺がんが前立腺肥大症、炎症などで血中に増加する。

SAC シナプトジャニン 酵素 基質 ホスホチロシンホスファターゼ 分岐鎖α-ケト酸デヒドロゲナーゼホスファターゼ ホスホセリンホスファターゼ セリン・スレオニンホスファターゼ プロテインホスファターゼ2A アルカリホスファターゼ 触媒 プロテインホスファターゼ 脱リン酸化酵素 脱リン酸化

ご意見・ご要望をお聞かせください。

ホスファターゼに関する情報を検索

[学術機関を検索] [政府機関を検索]

Tweet