ホスホリパーゼC(phospholipase C : PLC) †
セカンドメッセンジャーの情報伝達に関わるリパーゼ。
GPCR刺激の下流でGタンパク質により活性化され、細胞膜の構成成分であるホスファチジルイノシトール二リン酸などのイノシトールリン脂質を分解し、ジアシルグリセロールとイノシトール三リン酸を生成することで血管平滑筋の収縮を促進する。*1
13種類のアイソザイムが同定されており、それらはPLCβ、PLCγ、PLCδ、PLCε、PLCζ、PLCηの6種類のクラスに分類される。
ホスファチジルイノシトールに特異的なホスホリパーゼC(PLC)は,三量体Gタンパク質のエフェクターの一つで,Gタンパク質共役型受容体(GPCR)で認識されたホルモンや神経伝達物質の情報を,Ca2+に依存した細胞内情報に変換し,興奮性生理反応を惹起する酵素として重要な役割を果たしている.*2
*1東邦大学 薬学部薬物学教室 心筋-バーチャルラボラトリ: http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/shinkin/circulatory/circl-2-1.html
*2Gタンパク質共役型受容体を介したホスホリパーゼCシグナル伝達系に対する抑制性調節機構 松岡功 伊藤政明: https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/134/5/134_5_254/_pdf
*2Gタンパク質共役型受容体を介したホスホリパーゼCシグナル伝達系に対する抑制性調節機構 松岡功 伊藤政明: https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/134/5/134_5_254/_pdf
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このページの最終更新日時: 2018-08-12 (日) 15:06:48