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ホルモンにも神経伝達物質にも分類できないもの。*1オータコイドとも呼ばれる。
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不飽和脂肪酸のグループのひとつ。カルボキシル基側の反対側の炭素(ω位)から数えて3番目の炭素結合部に二重結合を持つためオメガ3系脂肪酸(ω-3脂肪酸)とも呼ばれる。植物プランクトン(α-リノレン酸を生成する)を食用とする青身魚に多く含まれる。-α-リノレン酸(三価、必須)-エイコサペンタエン酸(EPA)(五価)-ドコサヘキサエン酸(DHA)(六価)-ドコサペンタエン酸(DPA)(五価)n-3系脂肪酸には、n-6系脂肪酸が生成するホルモン様物質を抑え、動脈硬化の予防効果等がある…
脳内の神経細胞(ニューロン)がシナプスから隣接する神経細胞に放出して情報を伝えるための物質。シナプス前終末のシナプス小胞に含まれる。神経細胞の種類によって放出される神経伝達物質の種類も異なる。50種類以上が確認されている。脳では主に、新しい信号の伝達にグルタミン酸、抑制する場合はγ-アミノ酪酸が利用される。-興奮性神経伝達物質-抑制性神経伝達物質
生体内の特定の細胞で産生されて血流で標的となる臓器に運ばれ、それを受け取る受容体を持つ細胞に作用して特定の応答を引き起こす物質。名前の由来は、ギリシャ語で「興奮させる」という意味の hormaein とされる。血液を介して情報伝達を行うため、血管が通っていれば離れた部位にも作用できる。体内に100種類以上のホルモンが確認されており、体の各部位ごとに異なる種類のホルモンが分泌される。ホルモンは微量で十分な作用を及ぼす。ホルモンの量が過剰であると、その作用が低下する場合も報告され…
ホルモンやサイトカイン、細胞増殖因子、神経伝達物質を除く生理活性物質の総称。ギリシャ語で「自分自身を調整する物質(self drag)」を意味する。分泌する細胞の近くにある細胞に作用する性質から局所ホルモンとも呼ばれる。オータコイド autacoid は産生部位周辺にその作用を及ぼす物質の総称で、局所ホルモンと呼ばれることもある。
白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞に転換する遺伝子を活性化させる可能性があると考えられているマイオカイン(タンパク質)。イリシンは筋肉から分泌される。運動によって筋肉での発現量が増加する。ベージュ脂肪細胞はイリシンに高い感受性を持ち、多くのイリシンを発現させたマウスでは肥満が抑制されたという報告がある。Bostromらは,骨格筋でのPGC-1α発現増加がIrisinと呼ばれる蛋白質(ペプチド)の産生と放出を促進し,皮下脂肪中に存在する前駆脂肪細胞を褐色脂肪細胞に分化させてエネルギー消…
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