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土壌や水辺の泥砂中など広い範囲に分布しているクロストリジウム属の細菌。クロストリジウム・ボツリナムとも。ボツリヌス菌が生成する毒素(ボツリヌストキシン)は自然界の毒素の中では最も強いとされ、食中毒の原因となるが、ボツリヌス療法にも使用される。A〜Eまでの5種類の毒素が確認されている。2007年までにA型7件、B型3件、E型77件の食中毒が報告されている。寿司や里芋の煮物が繁殖源となった例がある。1895年にベルギーのエミール・ピエール=マリー・ヴァン・エルメンゲム(Émile…
ボツリヌス菌が産生する毒性を持つタンパク質。乳児ボツリヌス症の原因となる。ボツリヌストキシンとも。重鎖と軽鎖とに分かれ、重鎖側が神経終末の受容体への結合作用と軽鎖を神経細胞内に送り込む作用を持ち、軽鎖が毒性を示す本体。中毒とならない少量を用いることで、筋肉を緊張させている神経の働きを抑えることが可能であり、ボツリヌス療法に使用される。
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