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抗原に対する複数の分子種の抗体の集団のこと。
ひとつの種類の分子種だけからなる抗体の集団のことはモノクローナル抗体と呼ばれる。*1
関連する用語
形質細胞やBリンパ球(B細胞)が産生する、免疫に関わるタンパク質。エミール・アドルフ・フォン・ベーリング(Emil Adolf von Behring)と北里柴三郎によって発見されたが、命名はその後に行われたとされる。主に血液中や体液中に存在し、体内に侵入してきた病原体や破損した細胞などを捉えて、それを排除する働きをする。γ-グロブリンに含まれるため免疫グロブリンとも呼ばれる。人体は、一度侵入してきた異物(抗原)に対して抗体を作り、以後同じ異物が侵入してきた時に対抗できるよう…
複数の細胞のクローンが混合して存在すること。モノクローナルではないこと。ある抗原に対する複数の分子種の抗体の集団をポリクローナル抗体という。これに対して、1種類の分子種だけからなる抗体の集団をモノクローナル抗体という。
1個のB細胞から産生された抗体のコピーのこと。医薬品の分類では分子標的薬。チェックポイント阻害抗体となるものもある。抗体はB細胞より産生されますが、その1個のB細胞から産生された抗体のコピー、すなわちクローンをモノクローナル抗体といいます。モノクローナル抗体の種類は、マウス抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、ヒト抗体があります。血清から精製するポリクローナル抗体と異なり、抗体産生細胞から無限に生産が可能であり抗体医薬に使用される。マウスなどの動物のB細胞に由来するものであるため、ヒ…
ある物質的特性を示す、原子が2個以上結合してできる物質。
体が異物だと認識する物質。この異物に対抗するために体内に作られるのが抗体である。抗体が作られる物質であれば、病原体以外も抗原と言える。例えば、タンパク質や多糖類に対しても抗体が作られる場合があり、これらも抗原と呼べる。抗原とは、元来は抗体に対応する言葉であった。抗体と反応する分子という意味である。一方で、ある異物が体内に侵入した場合に、それに対して抗体がつくられる分子、言い換えればB細胞が応答する対象という意味にも用いられる。… T細胞が発見されてからは、T細胞が認識する分子…
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