健康用語WEB事典

ポリグルタミン配列(polyglutamine array)

遺伝子中のシトシン(C)、アデニン(A)、グアニン(G)が連なった塩基配列の単位。グルタミンの繰り返し配列。CAG*1

アミノ酸グルタミンをコードする塩基配列。この配列が異常に伸長することが原因となる疾患をポリグルタミン病と呼ぶ。*2

ハンチントン病脊髄小脳失調症の原因タンパク質にはポリグルタミン配列が含まれることが多く、そのポリグルタミン配列中のグルタミンの繰り返し数が増えると病気を発症することが知られている。*3

タグ: 遺伝子 塩基配列 グルタミン アミノ酸 疾患 タンパク質 ハンチントン病 脊髄小脳失調症

*1第3の細胞死を標的とするハンチントン病の新しい治療戦略 (2016) | 研究紹介 | 神経病理学分野 | 国立大学法人 東京医科歯科大学: http://www.tmd.ac.jp/npat/156_591ac634c559b/156_592638e368331/index.html
*2共同発表:脊髄小脳失調症モデルマウスの遺伝子治療に成功~神経変性疾患の治療開発につながることを期待~: https://www.jst.go.jp/pr/announce/20141215-2/index.html
*3国立大学法人東京医科歯科大学「認知症の原因タンパク質が脳炎症を起こす仕組みを解明」 脳のミクログリアはタウ蛋白をウィルスと間違える?: https://www.tmd.ac.jp/files/topics/56294_ext_04_7.pdf

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このページの最終更新日時: 2021-11-18 (木) 19:52:31