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マイリオシン(myriocin)

冬虫夏草の一種(Isaria sinclairii)が産生する、毒性が強い化合物ミリオシンISP-1とも呼ばれる。*1*2

マイリオシンの化学構造

免疫抑制作用を持ち、IL-2などによるT細胞の増殖を抑制する。*3

フィンゴリモドリード化合物となった。

*1スフィンゴシン 1-リン酸受容体調節薬,フィンゴリモド(FTY720)の自己免疫疾患治療への応用 千葉健治: https://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi/129/6/129_6_655/_pdf
*2冬虫夏草から新薬が生まれようとしている リード探索で産と学が連携した日本初の創薬事例: https://sangakukan.jst.go.jp/journal/journal_contents/2010/06/articles/1006-04-3/1006-04-3_article.html
*3KAKEN — 研究課題をさがす | 天然素材の免疫抑制物質の探索とその医薬品への応用 (KAKENHI-PROJECT-01870095): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-01870095/

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このページの最終更新日時: 2018-08-15 (水) 12:24:12