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マタイレシノール(matairesinol)

リグナンのひとつ。麦や豆類、ナッツ、野菜などに含まれる。前駆体セコイソラリシレシノール腸内細菌によってエンテロジオール代謝される。*1*2

マタイレシノールの化学構造

ハマチの血合い肉褐変防止の研究によってマタイレシノールに抗酸化作用があることが判明した。

我々の研究室では、植物性食品中に含まれるブチロラクトン型リグナンである(-)-matairesinolが抗酸化活性を有することを見出しました。そこで、(-)-matairesinolの50%アルコール溶液を血合い肉に塗布したところ、12時間後まで褐変を防止することが分かりました。*3

*1Enterodiol | C18H22O4 - PubChem: https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/Enterodiol#section=Top
*2食品中リグナンの摂取と機能 | AgriKnowledge: https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010753234
*3愛媛大学 農学部 応用生命化学コース 研究テーマ3:リグナン類の活性研究: http://web-abs.agr.ehime-u.ac.jp/cub/cub-j/research3.htm

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このページの最終更新日時: 2019-02-16 (土) 14:11:55