健康用語WEB事典

マンゴスチン(mangostin, Garcinia mangostana L.)

熱帯アジア各地で栽培されるオトギリソウ科の植物。果実はスクロースを主成分とする16~20%の糖分を含む。*1

果実重量の大部分を占める厚い果皮には中枢神経系鎮静作用や血圧上昇、止瀉などの作用を持つ物質が含まれる。

また、マンゴスチンの果皮に含まれている以下のようなキサントン誘導体を指す場合もある。*2

これらはヒドロキシ基の数が異なり、ヒドロキシ基数が多いほどがん細胞への殺傷性が強く、ヒドロキシ基メトキシ基に置換されることによって効果が減少することが報告されている。

*1香川大学農学部 果樹果実学 片岡研究室 トロピカルフルーツ・ガイドブック マンゴスチン: https://www.ag.kagawa-u.ac.jp/kataoka%20labo/tropicalfruit/ik.mangosteen.html
*2KAKEN — 研究課題をさがす | 抗腫瘍効果を有するキサントン誘導体の細胞内および生体内シグナルの解析 (KAKENHI-PROJECT-16780236): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-16780236/

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このページの最終更新日時: 2019-12-24 (火) 11:20:20