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ムタンが持つα-1,3グリコシド結合を分解する反応を触媒する酵素。
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生体内における酵素とは、化学変化において触媒の働きをするタンパク質を指す。生体触媒とも呼ばれる。触媒はそれ自身は変化せず、他の物質の化学反応を促進する。具体的には、化学反応に必要なエネルギー(活性化エネルギー)を下げて、反応の速さを数百万~数億倍にする。食品の発酵も酵素の働きによるものであり、酵母(ギリシャ語では zyme)の中(ギリシャ語では en)で発酵が起きることから酵素(enzyme)と名付けられた。酵素の中には、他の酵素と結合して複合体として働くものもある。例えばク…
2つ単糖類が二糖類となる際に作られる、エーテル結合の一種。2つの単糖類から1つの水分子が外れることで形成される。糖とそれ以外の物質による配糖体を形成する際にも見られる。複数の単糖類がグリコシド結合で繋がることで、オリゴ糖や糖鎖を構成する。単糖類の持つヘミアセタールと他の化合物が持つヒドロキシ基(-OH)が脱水縮合したもの。ヘミアセタール(またはヘミケタール)のOH基と他のOH基の間にできる結合。-α-グリコシド結合-β-グリコシド結合
それ自身は反応の前後で変化せず、他の物質の化学反応が進むために必要なエネルギーを下げて、その化学反応を速める働きをする物質。反応の途中でその触媒が変化しても、最終的に元の物質に戻っているならば、それも触媒とされる。一般に化学反応が進むには、活性化状態というエネルギー障壁(ポテンシャルの山)を越す必要がある。反応物の運動エネルギーが、始めの状態(谷)から活性化状態(山)までの高度差(活性化エネルギー)より大きくなければポテンシャルの山を越すことができず、したがって反応は起こらな…
ストレプトコッカス属の細菌が産生する、グルコースからなる多糖類。α-1,3結合が全結合の半分以上を占める水に溶けないデキストラン(不溶性グルカン)。虫歯菌(ストレプトコッカス・ミュータンス)によって産生され、バイオフィルム(プラーク)の構成要素となる。ムタナーゼによって分解される。
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