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イベルメクチンのヒト用製剤。オンコセルカ症およびリンパ系フィラリア症の治療薬。*1
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蚊によって媒介されるフィラリア(バンクロフト糸状虫)による感染症のひとつ。リンパ管内に感染し、リンパ組織の機能が傷害される。症状は四肢の疼痛を伴う外観の大きな変形、リンパ浮腫、象皮病、陰嚢水腫など。
寄生虫駆虫作用を持つ16員環マクロライド系抗生物質。フィラリア、オンコセルカ症、糞線虫症、疥癬などに対する治療薬。アベルメクチンのジヒドロ体。商品名はストロメクトールやメクチザン。構造の異なる2種類(イベルメクチンB1a、イベルメクチンB1b)が存在する。無脊椎動物の神経および筋細胞に存在するグルタミン酸作動性塩素チャネルに選択的に結合し、塩素イオンに対する細胞膜の透過性を上昇させて寄生虫に麻痺を起こして死滅させる。RNAウイルスに対する抗ウイルス活性を有し、SARS-CoV…
ブユが媒介するフィラリア(回旋糸状虫、オンコセルカ・ヴォルバラス)が皮下に寄生し、腫瘤を形成後、幼虫のミクロフィラリアが目に移行し失明を引き起こす感染症。河川盲目症とも。アフリカの熱帯地域を中心に広がる。治療薬はイベルメクチン。症状は激しい掻痒、外観を損なう皮膚の変化、視覚障害など。
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