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メチルピリドキシン(methylpyridoxine)

メチル化したピリドキシンビタミンB6)。4'-O-メチルピリドキシンギンコトキシン(ginkgotoxin)とも呼ばれる。英語で「ginkgo」は銀杏、「toxin」は毒を意味する。

メチルピリドキシン(ギンコトキシン)の化学構造

自然界においては稀な有機化合物。銀杏(イチョウの種子)に含まれる他は配糖体としてマメ科の植物の一部に含まれる。イチョウの葉のエキスには、これを解毒する成分が含まれている。*1

過剰に摂取するとビタミンB6の働きを阻害して抑制性神経伝達物質γ-アミノ酪酸GABA)の生合成を抑制するため中毒となる。*2

中毒の症状は発熱痙攣嘔吐目眩腹痛呼吸困難など。

*1国立大学法人 奈良女子大学 イチョウ 銀杏 Ginkgo biloba (イチョウ科): http://www.nara-wu.ac.jp/core/nara/img/pdf/jikken/icho.pdf
*2北海道医療大学薬学部衛生薬学講座(衛生化学) 和田研究室 銀杏(ぎんなん)食中毒とは: http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~wadakg/keyword/ginkgofoodp.html

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:07:58