最近更新された用語
犬や猫に対する鎮静・鎮痛作用を持つイミダゾール系のα2受容体アゴニスト。商品名はメデトミン。*1
関連する用語
複素環式化合物のひとつ。分子式は C3H4N2イミダゾール基を有するジペプチドはイミダゾールジペプチドと呼ばれ、抗酸化および抗疲労作用を有するとされる。
アドレナリン受容体のひとつ。アドレナリンα2受容体とも。アドレナリン作動性神経においてシナプス前終末およびシナプス後膜に発現する。末梢組織においては血管や平滑筋細胞、脂肪細胞、腸、腎臓、内分泌細胞などに発現する。アドレナリンα2受容体は主に中枢神経系のアドレナリン作動性神経に発現し、興奮・覚醒レベルの上昇を抑制することで、鎮痛や鎮静、筋弛緩などに関与している。また、脊髄ではα2受容体は後角表層の侵害受容経路に発現し、痛覚抑制に働く下行性抑制経路の作用点となっている。そのため、…
メデトミジン(メデトミジン塩酸塩)の商品名(フジタ製薬株式会社)。
α2受容体へ作用して鎮痛作用を発揮する有機化合物。主に青斑核のα2受容体に作用する。メデトミジンの右旋性エナンチオマーで、α2受容体への親和性が高く、同じα2受容体アゴニストのクロニジンに比べて約8倍高い選択性を持つ。イミダゾール基を持つため、イミダゾリン受容体にも作用する。脳内のαアドレナリン受容体に作用して効果を発揮するため、他に汎用される鎮静剤と異なる特徴を有します。鎮静効果は強くありませんが、鎮痛効果、交感神経興奮抑制効果を有し、動物実験では抗炎症効果を有することも報…
α2受容体の選択的拮抗薬。犬や猫などに対して用いられる医薬品。商品名はメパチアやアンチセダンなど。イヌに対するメデトミジンによる鎮静・睡眠を速やかに覚醒させる。
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。