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記憶B細胞を参照。
関連する用語
骨髄で造血幹細胞から分化する、まだ抗原刺激を受けていないB細胞。B細胞の前駆体となる。ナイーブB細胞とも。リンパ節で抗原刺激を受けると、分裂を繰り返して胚中心を形成する。最終的に形質細胞やメモリーB細胞へと分化する。ナイーブB細胞の遊走にはCXCL13が重要。絶食時にはナイーブB細胞はCXCL13の発現変化に応じて骨髄へと移動する。
内臓にも影響が及ぶ強皮症。汎発性強皮症とも。ナイーブB細胞が増加し,メモリーB細胞や形質細胞の減少が起こる。メモリーB細胞が慢性的に活性化してアポトーシスが増加していることが示唆されている。
リンパ球のひとつ。Bリンパ球とも呼ばれる。骨髄(bone marrow)から生産されるためその名が付けられた。鶏ではファブリキウス嚢という部位で作られる細胞(bursa)がB細胞を生成するため、その頭文字を取っているともされる。骨髄で生産される造血幹細胞から分化してB細胞となる。正確には、造血幹細胞からMTB前駆細胞がつくられ、さらにそれがMB前駆細胞を経てB前駆細胞となり、それからB細胞がつくられる。造血幹細胞 → プロB細胞 → 大型プレB細胞 → 小型プレB細胞 → 未…
リンパ組織で高い発現が確認されている転写因子のひとつ。B細胞の発生と形質細胞への分化、T細胞のエフェクター細胞への分化などを調節する。記憶B細胞(メモリーB細胞)の分化にも必要とされる。また、記憶B細胞の抗体産生時はBach2の発現量が少ない方がBlimp1の発現が増加しやすく、素早く抗体を産生できるとされる。本研究では、胚中心B細胞のなかで、抗原への親和性成熟のあまり進んでいない細胞が、メモリーB細胞に分化誘導されやすいことを明らかにしました。また、親和性が低い胚中心細胞群…
記憶細胞のひとつ。一次応答によって免疫学的記憶を得たB細胞。一部は生涯に渡って免疫学的記憶を保持できる。メモリーB細胞とも呼ばれる。記憶した抗原の再刺激を受けると、極めて短い期間で形質細胞へと分化して、多量の抗体を作ることのできる(二次応答)。胚中心B細胞中のBach2遺伝子の発現が記憶B細胞の分化に必要であるとされる。
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