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悪性黒色腫のこと。
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免疫応答の初期に働き、自然免疫と獲得免疫を橋渡す役割を持つ自然免疫様Tリンパ球。インバリアントナチュラルキラーT細胞。がんや感染症、慢性炎症、自己免疫疾患などの様々な病気に関係している。循環型iNKT細胞はサイトカインや細胞傷害分子を大量に産生するなどNK細胞に近い特徴を示す。さらに、循環型iNKT細胞は胸腺の髄質上皮細胞由来のIL-15により分化が誘導され、メラノーマ細胞の肺転移やインフルエンザウイルスの感染に対して強い防御作用を発揮することが報告されている。人間のiPS細…
色素細胞が無限に増える悪性腫瘍のひとつ。「ほくろのがん」やメラノーマと呼ばれる。国内では年間100万人に10〜20人の割合とされる。身体の表面の様々な部位に見られるが、特に足の裏にできやすいとされる。国内では足の裏の悪性黒色腫が30%を占める。悪性度の高いものは、直径が大きく境界が不明瞭で、色が不均一、形が無秩序などの特徴がある。ほくろが急に大きくなって盛り上がったり出血したりといった症状が起こる。リンパ管や血管を通って他の臓器に転移しやすい。口腔の悪性黒色腫は全体の0.2~…
約1030個のアミノ酸からなる非受容体型チロシンキナーゼ。インテグリンや成長因子シグナルから刺激を受けると397個目のチロシン残基の自己リン酸化が起こり、続いてその他のリン酸化部位がリン酸化を受け下流のAKTやMAPキナーゼへシグナルを伝達する。様々な種類のがん細胞で発現が亢進する。FAKを発現したメラノーマ細胞は、増殖能や転移能が増強することが報告されている。FAKが発現する細胞においてPLP2が高発現する。
メラノーマの運動性を亢進させる分子として同定された分泌タンパク質。ENPPの一種でENPP2とも呼ばれる。血漿に存在し、リゾホスホリパーゼDと同一の分子であることが確認されている。血液中のリゾリン脂質(リゾホスファチジルコリン)を加水分解して細胞外のリゾホスファチジン酸の合成に関わる。オートタキシンによるリゾホスファチジン酸の産生は止血やリンパ球の遊走に関わり、脳や血管の発生などに必須であるが、その発現亢進は悪性腫瘍の形成、神経障害性疼痛、糖尿病などに関与することが知られてい…
メラノーマ(悪性黒色腫)の腫瘍の悪性度に反比例して発現量が減少するTRPチャネル。
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