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発現する遺伝子が異なる細胞が混在する個体のこと。ゲノム自体が異なる細胞が混在する個体はキメラと呼ばれる。*1
関連する用語
主に遺伝子発現のことを指す。
遺伝情報を表すDNAの塩基配列の一部のこと。生物の性質は遺伝子により親から子へ引き継がれる。当初は、親から子に伝わる粒子様の因子に対して付けられた名前であったが、後にそれが現在は染色体と呼ばれるものであり、その染色体の本体が2本のDNAの核酸塩基が繋がってできる二重螺旋構造であることが明らかとなった。したがって、物質として遺伝子という場合は「染色体」を、遺伝情報を伝えるものとしていう場合は「DNAによる塩基配列」を指す。遺伝子は、タンパク質のアミノ酸配列を規定する領域と、その…
生物を構成する基本単位。全ての生物の体は細胞(の集合)で出来ている。人間の成人は約60兆個の細胞から成るとされる。細胞の大きさや形は生物の種類や存在する部位によって異なる。ヒトは約270種類の細胞から構成されると考えられている。細胞をセル(cell)と命名したのは、フックの法則を発見したロバート・フック(Robert Hooke)である。一つの細胞で体が構成されている生物を単細胞生物、複数の細胞で体が構成されている生物を多細胞生物と呼ぶ。細胞が一定のパターンで集まったものが組…
遺伝子(gene)と染色体(chromosome)を合わせた造語。または、遺伝子(gene)にギリシャ語の「全部」「完全」を意味するオーム(-ome)という接尾語を付けた合成語とも言われる。「ゲノム」はドイツ語風の発音であるが、それはゲノムの概念が登場した当時、ドイツが世界の生物学界をリードしていたからとされる。また、ゲノムの概念が誕生した時代には,DNAが遺伝子の本体であることは知られていなかった。現在では、DNAに含まれる遺伝情報全体のことを指す。ゲノムの大きさ = 総塩…
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