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膵臓の腺房細胞から分泌されるリパーゼ。トリグリセリドのα位脂肪酸エステルを加水分解して脂肪酸を遊離させ、小腸で吸収されるようにする。食事中に含まれる脂質の主成分はトリグリセリドであり、膵臓より分泌される膵リパーゼによってモノグリセリドと脂肪酸に分解され、小腸絨毛より吸収される。急性膵炎では95~100%の高い頻度で異常な高値を示す。
グリセリンに脂肪酸がエステル結合で付加した有機化合物(脂肪酸エステル)の総称。グリセリドやグリセリン脂肪酸エステルとも呼ばれる。グリセリンに付加する脂肪酸の数によって以下のように分類される。名称脂肪酸の数モノアシルグリセロール(モノグリセリド)1ジアシルグリセロール(ジグリセリド)2トリアシルグリセロール(トリグリセリド)3
生物の体内に含まれるアルコール。グリセロールとも呼ばれる。分子式は C3H8O3無色透明で粘性のある液体。甘味がある。体内では、フルクトースの代謝によって生成される。ヒトの体内にある中性脂肪は、脂肪酸とグリセリンから構成される。脂肪酸が1つ結合するとモノアシルグリセロール、2つ結合するとジアシルグリセロール、3つ結合するとトリアシルグリセロールとなる。胆汁や膵液による脂質の分解においては、脂肪酸とグリセリンは完全には分離せず、最低でも1つの脂肪酸を持つモノアシルグリセロールと…
モノグリセリドを加水分解する反応を触媒する酵素。
グリセリンが持つヒドロキシ基に1つの脂肪酸がエステル結合した構造を持つ脂質。モノグリセリドとも呼ばれる。脂肪酸が結合する位置に違いよる以下の構造異性体が存在する。-1-モノアシルグリセロール-2-モノアシルグリセロール食物として取り込まれたトリアシルグリセロールは、小腸内で胆汁酸の働きによってまずミセル化を受ける。ミセル化したトリアシルグリセロールは膵リパーゼの働きによって腸管内でモノアシルグリセロール(主として2-モノアシルグリセロール)と脂肪酸に加水分解された後、小腸上皮…
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