健康用語WEB事典

ユビキチン(ubiquitin)

細胞内に普遍的(ユビキタス)に存在することから命名された低分子量(8.6kDa)の分子*1

役目を終えたタンパク質を分解するための目印となる。*2

ユビキチン修飾系はタンパク質分解のみならず、タンパク質結合ドメインとして、シグナル伝達やDNA修復に係わること、膜タンパク質リソソームへのターゲッティングシグナルとなることなどが知られており、現在ではユビキチン修飾系はタンパク質分解のみならず、広くタンパク質機能を制御する可逆的なタンパク質修飾システムとして位置付けられています。*3

*1名古屋大学 大学院理学研究科 生命理学専攻 分子修飾学教室・研究概要: http://bunshi4.bio.nagoya-u.ac.jp/~2kamura/bunshi2index3.html
*2技術評論社 東京薬科大学 生命科学部 工藤佳久 都波幹夫 生命科学がわかる
*3ユビキチン修飾について | 京都大学大学院 医学研究科 細胞機能制御学: http://mcp.med.kyoto-u.ac.jp/research/ubiquitin-about/

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このページの最終更新日時: 2018-09-27 (木) 10:03:28