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ラクリチン(lacritin)

涙液中に存在するタンパク質。主に霊長類の涙腺に選択的に発現する。主涙腺腺房細胞内では分泌顆粒と一緒に分布しており、副交感神経作動薬の刺激によって細胞外へと分泌される。*1

ラクリチン眼瞼炎ドライアイの患者で減少する。サル腺房細胞において、涙液中のリポカリンラクトフェリン分泌量がラクリチンの濃度依存的に増加することが確認されている。

タグ: タンパク質

*1涙液分泌、神経軸索伸長および角膜上皮修復に及ぼす生体内タンパク質の薬理学的研究 ドライアイ治療薬の選択肢拡充を目指した基礎研究 武庫川女子大学 薬学研究科 薬科学専攻 藤井敦子: https://core.ac.uk/download/pdf/233609635.pdf

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このページの最終更新日時: 2020-10-06 (火) 12:36:24