ラミナ関連ドメイン(lamina associated domains : LADs) †
生殖細胞の核膜直下に分布するゲノムの領域。生殖細胞の発生過程を通して大幅に減少する。*1
特に精子幹細胞では、ラミナ関連ドメインがセントロメア付近を中心とした領域に濃縮しており、染色体レベルの大規模なDNAの再配置が起きていることが確認されている。
ユークロマチン化の進行に伴い、セントロメアを中心とした強く抑制された限局したヘテロクロマチン領域がラミナ関連ドメインとして残るために、大規模なDNAの再配置が起こるという機序が考えられている。
タグ: 生殖細胞 ゲノム ラミナ 染色体 DNA クロマチン
*1受精卵の「全能性」の基盤となるメカニズムを解明 | ASHBi ヒト生物学高等研究拠点: https://ashbi.kyoto-u.ac.jp/ja/news/20220629_research-result_saitou/
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このページの最終更新日時: 2022-08-23 (火) 12:20:11