健康用語WEB事典

リアノジン受容体(ryanodine receptor)

アルカロイドリアノジンが結合するタンパク質として発見された受容体小胞体上のカルシウムイオン放出チャネルとして、細胞膜上のカルシウムチャネルと連動して開する。骨格筋心筋の収縮に関わる。*1

筋細胞内のカルシウムイオンは、筋小胞体からリアノジン受容体を介して細胞質に放出され、その濃度上昇に伴って筋原線維が収縮し、再び、カルシウムイオンSERCAカルシウムイオンポンプで筋小胞体に戻され、濃度低下に伴って筋原線維が弛緩する、この繰り返しがの活動につながります。*2

この遺伝子点突然変異がヒトの悪性高熱症や家族性頻脈の原因となる。

哺乳類興奮性神経細胞には三種類のサブタイプが存在する。

*1京都大学大学院薬学研究科 生体分子認識学分野 リアノジン受容体: http://www.pharm.kyoto-u.ac.jp/biochem/research_works1/research_works1_1.htm
*2東北大学大学院生命科学研究科 日本医療研究開発機構 ミトコンドリアの働きの低下による筋細胞の崩壊メカニズムを解明(モデル生物線虫を用いた実験成果)加齢や疾患に伴う筋萎縮の予防に期待: https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20190611_02web_mitochondrial_s.pdf

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このページの最終更新日時: 2020-05-18 (月) 08:59:09