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グラム陽性桿菌の属。リステリア症の原因となる。
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リステリア症の原因菌。低温増殖性であり、主に非加熱喫食食品で繁殖する。国内では稀だが、欧米では食中毒の原因として多い。細胞内へ侵入するとActAをその表面に発現し、これが宿主細胞のArp2/3複合体およびVASPと結合して菌体の一極にアクチン重合を誘導する。このアクチン重合を繰り返す反動によって細胞内を運動し、さらに細胞から細胞へと感染を拡大する。また、このActAのArp2/3複合体およびVASPへの結合によって異物でないかのように偽装し、オートファジーによる異物認識を免れ…
リステリアが産生するコレステロール結合型膜傷害毒素。ファゴソームを破ることができる。Th1サイトカイン産生を誘導する。
カドヘリンのひとつ。リステリアが腸管へ感染する際に利用される。L-CAMとも。細胞内ドメインはβ-カテニンと相互作用する。
リステリアが発現するタンパク質。これによって腸管上皮細胞のE-カドヘリンに結合し、感染が起こる。-インターナリンA-インターナリンB
リステリア属の細菌(リステリア・モノサイトゲネス)の感染によって引き起こされる症状。リステリオーシスとも。初期症状は発熱、筋肉痛、吐き気、下痢。神経まで感染が広がると頭痛、頚部硬直、昏迷、痙攣など。悪化すると髄膜炎、髄膜脳炎、敗血症を起こすことがある。
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