健康用語WEB事典

リゾチーム(lysozyme)

細菌細胞壁の成分であるムコペプチドペプチドグリカン)などに存在する結合(N-アセチルムラミン酸N-アセチルグルコサミン間のβ-1,4結合)を加水分解する反応を触媒する酵素。広い意味では溶菌を起こす酵素全般のことを指す場合もある。*1

唾液に含まれ、細菌細胞壁形成を阻害する。皮膚で覆われていないなどを細菌から守る働きをする。粘液中には塩化リゾチームとして含まれる。*2*3*4*5

リゾチームの種類*6

  • ニワトリ型リゾチーム(Cタイプ)
  • グース型リゾチーム(Gタイプ)
  • 無脊椎動物リゾチーム(Iタイプ)
  • ファージ型リゾチーム
  • 植物リゾチーム
  • 細菌リゾチーム
*1リゾチームの構造・機能・進化 東海大学農学部バイオサイエンス学科タンパク質化学研究室: http://www2.kuma.u-tokai.ac.jp/~nougaku/Bio/araki/lyso.htm
*2NHK高校講座 | 生物基礎 | 第26回 自然免疫: https://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/seibutsukiso/archive/resume026.html
*3技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25)
*4西東社 カラー図解 免疫学の基本がわかる事典 鈴木隆二(2015/6/3): https://amzn.to/2SW7bgi
*5エッセンシャル免疫学 第2版|MEDSi メディカル・サイエンス・インターナショナル: http://www.medsi.co.jp/e-meneki2/
*6リゾチームの構造・機能・進化 東海大学農学部バイオサイエンス学科タンパク質化学研究室: http://www2.kuma.u-tokai.ac.jp/~nougaku/Bio/araki/lyso.htm

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このページの最終更新日時: 2019-05-16 (木) 15:59:08