最近更新された用語
緑内障や高眼圧症に対する治療薬。Rhoキナーゼを阻害する。商品名はグラナテック。*1
副作用として結膜充血が高頻度で見られる。
関連する用語
リパスジル(リパスジル塩酸塩水和物)を有効成分とする点眼薬の商品名(興和株式会社)。
眼圧が上昇することで視神経が障害され、視野が狭くなる目の疾患。ただし、国内では眼圧が正常であるのにも関わらず視神経障害を来す正常眼圧緑内障が最も多く、眼圧が上昇して生じる疾患という説明が必ずしも正しくないことが報告されている。国内では40歳以上の5%が緑内障であるとされる。青底翳(あおそこひ)とも呼ばれる。「視神経と視野に特徴的変化を有し、通常、眼圧を十分に下降させることにより視神経障害を改善もしくは抑制しうる眼の機能的構造的異常を特徴とする疾患」と定義される。進行性の網膜神…
眼圧が21mmHg以上であるが、緑内障は発症していない状態。高眼圧症の患者が緑内障を発症する確率は年1〜2%とされる。
眼球と眼瞼を結びつける薄くて透明な粘膜。強膜を覆う。眼球の角膜周りの球結膜(白目)と瞼の裏の瞼結膜(眼瞼結膜)から成る。血管が多く、皮膚などに比べて外部からの異物に対する防御力が低い。
Gタンパク質を基質とするセリン・スレオニンキナーゼのひとつ。生体内に広く発現し、平滑筋細胞(血管平滑筋)の収縮および弛緩、アクチン骨格の再構成や細胞接着、遊走、増殖、遺伝子発現など、多くの細胞の機能に関与する。この酵素の活性亢進が様々な疾患に関わるため、Rhoキナーゼ阻害薬がその治療薬として用いられる。ROCK1とROCK2の2つのアイソフォームがある。ROCK2は特に脳と骨格筋に強く発現している。
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。