健康用語WEB事典

リポフスチン(lipofuscin)

脂質過酸化などによって細胞内で代謝されなくなった物質が細胞内に沈着したもの。様々な生物において、加齢によって増加することが報告されている。*1

加齢黄斑変性症に伴う脈絡膜新生血管の発生リスクの増加に関与しているとされる。*2

全身性エリテマトーデスの患者の細胞質内に顆粒として現れる。*3

*1実験動物における加齢変化:リポフスチンについて 愛知医科大学加齢医学研究所 中野昌俊: https://www-sdc.med.nagasaki-u.ac.jp/abcenter/sdr/1989/RR89-017.PDF
*2KAKEN — 研究課題をさがす | リポフスチンの網膜色素上皮細胞及び脈絡膜新生血管に及ぼす影響 (KAKENHI-PROJECT-08J00167): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-08J00167/
*3SLE皮膚病変部に蓄積するリポフスチン 第2報:黄色腫様病変のceroid-laden macrophagesの形成および蓄積の機序: https://www.jstage.jst.go.jp/article/dermatol/103/13/103_1747/_article/-char/ja/

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このページの最終更新日時: 2019-12-13 (金) 20:24:02