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リンパ液を参照。
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皮膚に生じる悪性リンパ腫。T細胞が腫瘍の由来となる。国内では皮膚に生じる悪性リンパ腫の約90%を占めるとされる。以下の症状や疾患が含まれる。-菌状息肉症-セザリー症候群-成人T細胞白血病リンパ腫-原発性皮膚CD30陽性リンパ増殖症-皮下脂肪織炎様T細胞リンパ腫-節外性NK/T細胞リンパ腫タグ:
喉(中咽頭)や口腔に複数存在する免疫に関わるリンパ組織。扁桃腺とも。扁桃はアーモンドの別名。扁桃には樹状細胞やT細胞、B細胞などの免疫細胞が集まっており、粘膜に侵入する抗原に対する免疫を担う。基本的免疫機能は抗原認識、免疫記憶作成、実効細胞への変換の3つ。扁桃上皮、リンパ上皮共生、樹状細胞により抗原を認識し、濾胞の中でB細胞の活性化や抗体のクラススイッチを行う。扁桃の肥大によって小児の睡眠時無呼吸症候群が起こる場合がある。単に扁桃と言うと主に口蓋扁桃を指す。-舌扁桃-口蓋扁桃…
組織液がリンパ管に流れ込んだ、無色~淡黄色の透明な体液。単にリンパとも呼ばれる。組織液の90~80%は浸透圧により毛細血管と小静脈に戻る。残りの組織液(10~20%)が毛細リンパ管に流入してリンパ液となる血管では回収できない大きさの物質(タンパク質や脂肪、有害物質)を水分とともに取り込んでできる。また、白血球(リンパ球)を含んでおり免疫に関わる。リンパ液の流れは血液よりも遅く、拍動や蠕動、外的物理的刺激などによって流れる。リンパ液中の異物はリンパ節でマクロファージによって取り…
自然免疫の段階で免疫記憶(免疫学的記憶)した抗原に対する免疫。適応免疫とも。脊椎動物に特有。特定の異物に対してのみ選択的に働くので、特異的免疫とも呼ばれる。また、外界のあらゆる異物に反応できる多様性を持つ。病原体が二次リンパ器官に到達することで引き起こされる。主にT細胞とB細胞によるもの。獲得免疫は,後天的に外来異物の刺激に応じて形成される免疫であり,高度な特異性と免疫記憶を特徴とする。異物を認識するのは,リンパ球がつくる抗体やT細胞受容体で,それらの遺伝子はリンパ球の分化過…
腹腔、骨盤腔、後肢のリンパを集める乳糜槽から連続するリンパの集合管。全長は35〜40cm。左右の腰リンパ本幹、腸リンパ本幹、左頚リンパ本幹、左鎖骨下リンパ本幹、左気管枝縦隔リンパ本幹の6つが合流してできる。両側の下肢、腹壁、骨盤壁、骨盤内臓、腹腔内臓、左腕、頭と首の左側、胸部の左半、左肺、心臓左半のリンパ液を集める。
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