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新しい医薬品の開発(創薬)においてベースとなる化合物。
関連する用語
1985年に日本特殊農薬製造株式会社(現:バイエルクロップサイエンス株式会社)により開発されたクロロニコチル系殺虫剤。タバコの成分であるニコチンをリード化合物として開発されたものであり、ラットに対する毒性がニコチンの1/8でありながら殺虫効果が向上している。
ジケトピペラジン構造を有する微小管(チューブリン)作用薬。フェニラヒスチンをリード化合物として化学構造を変化させ、抗がん活性を持たせたもの。難水溶性。プリナブリンとその誘導体は、コルヒチン結合部位周辺のα-チューブリンおよびβ-チューブリンサブユニット境界面に作用することで微小管の脱重合を誘導することが示唆されている。
ザレリオン・アルボリコラが産生する環状ヘキサペプチド。カスポファンギンのリード化合物となった。
スフィンゴシンの誘導体。FTY720とも呼ばれる。商品名はイムセラやジレニア。マイリオシンをリード化合物として開発されたS1P受容体に対する調節薬。免疫抑制剤の有効成分。主にスフィンゴシンキナーゼ2によってリン酸化されFTY720リン酸となる。これがリンパ球上で機能するS1P1の量を減らす。
冬虫夏草の一種(Isaria sinclairii)が産生する、毒性が強い化合物。ミリオシン、ISP-1とも呼ばれる。免疫抑制作用を持ち、IL-2などによるT細胞の増殖を抑制する。フィンゴリモドのリード化合物となった。
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