レトロトランスポゾン(retrotransposon) †
転写されたRNAが逆転写を経て転移が起こるトランスポゾン。ヒトのゲノムに存在するトランスポゾンの大部分を占める。
ゲノム上のレトロトランスポゾンは転写されてRNAになり、さらに逆転写酵素によりDNAに複製されることで、ゲノム中を移動すると同時に数を増やす。
レトロトランスポゾンは、自身のDNA配列から転写されたRNA配列を、逆転写反応でDNAにコピーし、このコピーをゲノムの別の場所に挿入することで転移します(コピー&ペースト)。一見して分かるように、レトロトランスポゾンの「転移」は、すなわち「増幅」です。*1
以下の3種類に分類される。
- LTR型レトロトランスポゾン
- 非LTR型レトロトランスポゾン?
レトロウイルスに似た構造をしており、レトロウイルスによる感染によって持ち込まれたと考えられている。そして、これが哺乳類の胎盤の形成を可能にしたとされる。
*1東工大 岡田研究室 -メカニズム班-: http://www.fais.or.jp/okada/okada-past/about_us/group/mechanism/mechanism_11.html
*2PHP研究所 竹内薫 丸山篤史 白くて眠れなくなる遺伝子(2016/1/5)
*2PHP研究所 竹内薫 丸山篤史 白くて眠れなくなる遺伝子(2016/1/5)
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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:08:18