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B細胞の最終分化段階である形質細胞の悪性腫瘍。全身の骨を侵食する。40歳以後(特に60~70歳)に多く発症するとされる。多発性骨髄腫は骨髄の中にある形質細胞が腫瘍になったものだ。... 悪性リンパ腫とは違い、発見された時点ではすでに骨髄のあちらこちらで病気が広がっている。骨髄の中で腫瘍をつくるので、骨のエックス線写真を撮影すると、骨にボコボコと孔のあいている様子がわかる。異常な形質細胞(骨髄腫細胞)が骨髄の細胞の10%を超え、M蛋白が3g以上あれば多発性骨髄腫と診断される。ま…
特定の薬剤の存在下でのみ分解される標的タンパク質。例えば、サリドマイド系薬剤がセレブロンに結合するとその基質特異性が変化し、通常は分解されないタンパク質が分解される。転写因子のIkarosとAiolosは、レナリドミドとポマリドミドの抗骨髄腫作用に関与するセレブロンのネオ基質である。また、ARID2はポマリドミド特異的なネオ基質であることが報告されている。タグ:
サリドマイドの誘導体。多発性骨髄腫の治療薬となる免疫調節剤。レナリドミド抵抗性の患者にも有効でありサルベージ治療に用いられる。抗がん作用にARID2の分解を引き起こすことが関与する。
免疫調節薬のひとつ。レナリドミドとも。商品名はレブラミド。キラーT細胞の活性化や制御性T細胞の抑制効果が報告されている。再発した多発性骨髄腫の治療に用いられる。サリドマイドの誘導体で、サリドマイドが持つ副作用が抑えられている。HIFαのタンパク質合成を低下させる。
レナリドミドの商品名。
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