レムナントリポタンパク質(remnant lipoprotein) †
トリアシルグリセロールを多く含むカイロミクロンやVLDLがリポタンパク質リパーゼの作用で代謝を受け小型化した中間代謝産物であるリポタンパク質。*1
代謝が非常に早く、健常者では血中にはほとんど存在しないが、高トリグリセリド血症を伴う脂質異常症や糖尿病、メタボリックシンドロームなどで上昇する。レムナントリポタンパク質の増加は血小板凝集能を亢進させ、血管内の血栓形成を促進する。
また、レムナントリポタンパク質は酸化LDLと同様に血管内皮に侵入してマクロファージに取り込まれ、そのマクロファージを泡沫細胞へと変化させて動脈硬化を進展させる。
*1名古屋第一赤十字病院検査部 女性における血清レムナントリポ蛋白と動脈硬化との関連: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jamt/66/6/66_16-44/_pdf/-char/ja
ご意見・ご要望をお聞かせください。
レムナントリポタンパク質に関する情報を検索
この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2020-05-05 (火) 14:39:18