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デサチュラーゼを参照。
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ショウジョウバエが持つ脂肪酸不飽和化酵素のひとつ(Δ9脂肪酸不飽和化酵素)。細胞の生体膜を構成する脂質分子に二重結合を導入する役割を持つ。DESAT1が作り出す折れ曲がり(二重結合)を持った脂質分子が細胞内の発熱部位であるミトコンドリア内膜のクリステの形成を促進することと、これによりミトコンドリアに存在するATP合成酵素が活性化され、ミトコンドリアでの熱産生が増強されることが確認され、細胞内の温度は脂質分子の折れ曲がりにより制御されることが報告されている。低温環境ではDESA…
身体が持つ温度。通常は平衡温を指す。健常者の平均体温は36.89±0.34ヒトを含む哺乳類は恒温動物であり、外界の温度に関わらず体温を一定(約37℃)に保とうとする。体温を維持するためのエネルギーは、食物を異化する際に生じるもの。内臓の温度を特に深部体温と呼ぶ。体温は細胞単位で調節されることが確認されている。環境温度が低下すると細胞自らが温度の変化を感知し、細胞を構成する脂質分子の形を変化させることで温度調節を行う。細胞による温度調節に関わる脂肪酸不飽和化酵素のDESAT1は…
化学構造中の単結合を不飽和結合にすること。生体内では脂肪酸の不飽和化(飽和脂肪酸の特定のC-C結合部位から水素原子2個を離脱させて二重結合を形成する)が行われるが、この反応を触媒する酵素はデサチュラーゼ(不飽和化酵素)と呼ばれる。
滑面小胞体で飽和脂肪酸から不飽和脂肪酸を生成する反応を触媒する酵素。不飽和化酵素とも。例えば、ステアリン酸からオレイン酸が生成される。-Δ6-デサチュラーゼ-Δ9-デサチュラーゼ
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