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親水基と疎水基を両方持つ物質のこと。*1
界面活性剤やリン脂質など。
関連する用語
両親媒性物質が溶液内で形成する球状の集合体。疎水基の部分が水を避けるように集まるため、球の表面が親水基、内部が疎水基となる。水に溶けない脂質などを運搬するために胆汁酸塩などの両親媒性物質が体内で形成する。脂溶性ビタミンもミセルによって小腸上皮細胞から吸収され、その後カイロミクロンに取り込まれる。
水と油を混ぜ合わせる働きを持つ両親媒性の物質の総称。界面活性剤の分子は疎水基と親水基の両方を持っている両親媒性であるため、疎水基が油を包み込むように取り巻くと、油の外側は親水基で覆われ、油が水に引っ張り出される。また、表面張力を低下させる作用もあり、これによって繊維の間に浸透して油汚れの洗浄ができるため洗剤に使用される。ある物質に少量の他の物質が溶け込むことによりその表面張力が著しく低下する現象を表面活性(界面活性)という。また,このような働きをする物質を界面活性剤という。界…
分子構造の中で水になじみやすい部分のこと。極性があることから極性基とも呼ばれることがある。
分子構造の中で水になじみ難い部分のこと。油脂にはなじみやすいことから親油基とも呼ばれることがある。
生体膜を構成する主成分。親水基の頭と疎水基の2つの尾(これを足と呼ぶ)を持つ。疎水基の尾を付き合わせて並ぶことで脂質二重膜を構成する。疎水基は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸が1つずつ含まれ、その脂肪酸の種類によって膜の厚さや形状、性質が決まる。この脂肪酸の分子中に1個の不飽和部があると、二重結合の部分で足が折れ曲がるような形を取る。-グリセロリン脂質-スフィンゴリン脂質-イノシトールリン脂質水にほとんど溶けないリン脂質(脂肪酸が長鎖であるもの)は、水中で数百数千個の分子が集まってベ…
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