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肝小葉の中心を通る静脈。
関連する用語
腸管不全関連肝機能障害(IFALD)や、中心静脈栄養を施行している新生児に生じる胆汁鬱滞などに対する治療に用いられるn-3系脂肪酸乳剤の商品名。
人体の中で最大の臓器。体内のエネルギーを骨格筋とほぼ同じ割合(21.3%)で消費する。重さは体重の約2%を占める(1.0〜1.5kg)。レバーとも呼ばれる。右葉と左葉に分けられ、間には肝鎌状間膜が存在する。右葉は左葉よりも大きく、その下面には胆嚢が存在する。肝臓を構成する細胞は、その大部分を占める肝細胞(肝実質細胞)と、肝臓で作られた胆汁を十二指腸へ運ぶ胆管の細胞である胆管細胞に分けられる。肝臓には細胞(肝細胞とそれ以外の肝非実質細胞)が2500億個もあるとされ、非常に高い再…
肝実質を構成する最小単位。中心には静脈(中心静脈)が通っており、それを取り囲むように同心円状に肝細胞が配置されている。小葉間動脈や小葉間静脈、門脈、胆管の分岐(小葉間胆管)が張り巡らされている。大きさは直径1mm程度であり、肝臓には約50万個の肝小葉が存在するとされる。1つの肝小葉は約50万個の肝細胞からなる。
グリソン鞘に含まれる血管のひとつ。広い管腔に薄い血管壁を持つ。門脈の枝であり、類洞から中心静脈へ繋がる。
肝臓の肝小葉の中で中心静脈へ向かう毛細血管。洞様毛細血管とも呼ばれる。他の種類の毛細血管に比べて広く、血液が緩やかに流れることができる。小葉間動脈や小葉間静脈と中心静脈をつなぐ肝細胞板の間を通る。肝動脈枝と門脈枝は小葉の周辺において類洞へ移行し、動脈血と門脈血が混ざり合い類洞内を小葉中心方向へ流れ中心静脈にそそぐ。この間、ガス交換や栄養分の授受を行い、解毒作用や産生された血清蛋白を受ける。
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