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液性において、酸性と塩基性の間(pHが7)のこと。
関連する用語
ブラジキニンなどの血管作動性ペプチドを分解する酵素。また、ナトリウム利尿ペプチドの分解に関与する中性エンドペプチダーゼ。脳内に存在する中性エンドペプチダーゼの中でもアミロイドβに対する分解活性が強い。アルツハイマー病患者の脳では特に海馬でネプリライシンの発現が低下していることが報告されている。サクビトリルなどのネプリライシン阻害薬は血管収縮やナトリウム貯留、リモデリングなどに関わる神経ホルモンの過剰な活性化を抑制する作用を有する。タグ:
細胞の内、細胞質から細胞小器官を除いた液状成分のこと。サイトゾル(サイトゾール)とも呼ばれる。種々のイオンや酵素などのタンパク質を含む。細胞質基質のpHは7.0〜7.4程度の中性。解糖が行われる場。細胞小器官が浮かんでいる液体の部分を細胞質基質あるいはサイトゾール(cytosol)と呼んでいる。サイトゾールにはカリウムイオンなどのイオン類のほか、多くのタンパク質やその原料であるアミノ酸、ブドウ糖などが溶け込んでいる。細胞質基質と細胞小器官を合わせて原形質と呼ぶ。オートファジー…
体内の血液中や内臓などに蓄えられる脂肪。「中性」は、脂肪酸がグリセリンと結びついた結果、中性となることに由来する。化学的にはグリセリンが持つ1〜3つのヒドロキシ基に脂肪酸が結合したもの、すなわちアシルグリセロール(モノアシルグリセロール、ジアシルグリセロール、トリアシルグリセロール)のことを指すが、生体内の中性脂肪はほとんどがトリアシルグリセロールであるため、トリアシルグリセロールと同じ意味で使われることが多い。トリアシルグリセロール(TAG)は中性脂肪の主成分であり、その役…
放線菌(ストレプトマイセス・フルビシムス)が生産するイオノフォア抗生物質。脂溶性の中性物質で抗酸性菌を含むグラム陽性細菌および酵母菌に対して強い抗菌活性を示す。バリノマイシンの抗菌性は金属イオンの膜透過への影響によるもの。親水-疎水界面でカリウムイオンのみを選択的に内包する。
爪や毛髪の主成分となるタンパク質。角化細胞に豊富に発現する中間径線維のひとつ。54種類が存在し、部位ごとに異なる種類が存在する。耐久性や化学的安定性が高く、脊椎動物には必ず含まれている。他のタンパク質に比べてシスチンの含有量が多い(14〜18%)。アミノ酸組成は人種や性別などによって異なる。-αケラチン-βケラチン分子内外に架橋を持つことにより不溶性となる。毛髪や羊毛繊維は、クチクラ細胞、コルテックス細胞および細胞膜複合体とそれらサブ構造からなる複雑な階層構造をもっている。こ…
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