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グリア細胞のひとつ。星状細胞や星状膠細胞、アストログリアとも。脳内の神経細胞の周りに存在する。ヒトの大脳皮質においては最も大きく、数も多い細胞。星型をしていることから名付けられた。神経細胞の主な産生時期が終了した後の神経幹細胞から生じる。アストロサイトの元になるアストロサイト前駆細胞は脳深部で作られ、脳表面側へと移動して、すでに形成され始めている神経細胞ネットワークに合流する。アストロサイトは細胞外のグルタミン酸をGLT-1によって細胞内へ運び込むことにより細胞外のグルタミン…
低血糖の遷延により大脳(大脳皮質、海馬、基底核など)が広範に障害され、記銘力低下や意識障害、昏睡などの中枢神経症状が出現する致命的な疾患。一般的に重症低血糖脳症が遷延した場合予後が悪く、不可逆的な脳実質の変化や高度な萎縮を来たして死亡することも少なくないとされる。原因は糖尿病の薬物療法によるものが最も多く、インスリノーマや膵外腫瘍、インスリン自己免疫症候群などでも起こり得る。タグ:
内分泌や外分泌、代謝の調節や行動の制御など様々な生理作用を持つ、カエル特有の抗菌ペプチド。カエルの皮膚から単離された。14個のアミノ酸からなる。ボンベシンによるシグナル伝達にはGRPR、NMBR、BRS-3が関わることが知られている。GRPに似た構造を持つが、遺伝子は独自の進化を遂げてきたものであることが確認されている。中枢神経に作用して交感神経および副腎髄質系を賦活して胃酸分泌を抑制することや空腸粘膜の増殖を促進することが報告されている。哺乳類ではボンベシン傾似のペプチド(…
生体の制御において中心的な役割を担う神経細胞の集団。中枢神経系は脳(大脳、脳幹、小脳、延髄)と脊髄で構成される。中枢神経系は、受精後、初期段階に神経管と呼ばれるチューブ状の構造から形成される。解剖学的な区別は、髄鞘形成細胞がオリゴデンドログリアなのが中枢神経とされる。脊髄前角細胞の細胞体は中枢神経、軸索は末梢神経により構成されている。タグ:
中枢神経から身体の各部(筋肉や感覚受容器)へ伸びる神経の総称。中枢神経以外の神経。筋肉や感覚器に繋がる神経細胞の集団。解剖学的な区別は、髄鞘形成細胞がシュワン細胞で覆われるのが末梢神経である。神経細胞体は中枢神経であるが、その軸索が脊髄から出て神経根に至ると髄鞘形成細胞がシュワン細胞に変化するため末梢神経となる。脳からでる12対の脳神経と脊髄からでる31対の脊髄神経から成る。自律神経系と体性神経系に分類される。末梢神経の神経線維は以下のように分類され、異なる情報の伝達を行う。…
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