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脳の神経細胞の阻害(認知症)によって現れる症状の総称。
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錐体外路の障害によって生じる身体運動の異常(不随意運動障害)。線条体のドーパミンD2受容体を遮断する抗精神病薬の副作用やパーキンソン病(黒質-線条体ドーパミン神経系の変性)の中核症状として発現する。主な症状には無動、筋固縮、振戦、姿勢反射障害がある。パーキンソニズムや遅発性ジスキネジア、アカシジアなど。5-HT1A受容体作動薬によって副作用による錐体外路障害を軽減できる可能性が示唆されている。
計画を立てて物事を行うための脳機能(実行機能)の異常。認知症における中核症状のひとつ。遂行機能障害とも。これによって長年できていた仕事や趣味などができなくなる。実行機能とは、①行動を分析し、組み立て、優先順位を付けて行う能力、②一つの情報を記憶しながら他の作業を行う作業記憶(ワーキングメモリー)、③感情、動機、覚醒レベルの自己調整能力、④会話の内在化、の4つの機能があります。遂行機能障害は前頭葉または線条体前頭葉投射系の障害で生じることが知られている。
脳の神経細胞が障害される疾患によって現れる、認知(記憶、思考、情動、知覚)の異常のこと。原因の違いによって以下の様に分類される。最も多いのがアルツハイマー病であり、認知症全体の約60%を占める。-アルツハイマー病(アルツハイマー型認知症)(60%)-脳血管性認知症(20%)-レビー小体型認知症(10%)-前頭側頭型認知症(10%)認知症によって現れる症状は中核症状とBPSDに分けられる。認知症の脳からはアミロイドβの凝集体とタウタンパク質の凝集体が確認される。これらの凝集体は…
行うべき行動を理解していながらも、それができないという障害。失行は麻痺,失調,不随意運動などの運動障害がなく,行うべき行為・動作を了解しながらも行為を行えない状態をいう.
見慣れていたものでも、それが何か判別できなくなる症状。認知症における中核症状のひとつ。失認は視覚,聴覚,触覚などの感覚器に障害がなく,知的な低下や意識障害がないにも関わらず,対象の認知ができない状態をいう.
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