健康用語WEB事典

乳がん(breast cancer)

乳房内の組織にできるがん。1999年以降の女性の部位別のがん罹患率は、乳がんが最も高い。特に40代に多い。統計的には12人に1人の割合。

診断できる最小の大きさは1cmで、1cmの乳がんが2cmにまで増殖には2年程度を要する。*1

2年に1度のマンモグラフィーによる検診が推奨されている。乳房しこりを確認する触診超音波検査も利用される。

45歳未満の女性約80万人のデータの解析によると、BMIが22kg/m2以上であると乳がんにかかるリスクが低いことが報告されている。*2

乳がんの種類

がん細胞の種類は以下の4種類

浸潤がん

がん細胞乳腺から出て広がる乳がん

非浸潤がん

がん細胞乳腺にとどまるがん

乳がんの薬物療法

手術前後に再発防止の的で薬物療法が用いられる。

がん細胞の種類によって以下の治療法を使い分ける。

ホルモン療法

ルミナールタイプのがん細胞に対して用いられる。

ルミナールタイプは女性ホルモンエストロゲンを利用して増殖するので、以下の方法で対処する。

薬の種類

化学療法(抗がん剤)

分子標的療法

HER2をブロックする。

タグ: 疾患 がん 乳房 エストロゲン

*1中央公論新社 中川恵一 知れば怖くない 本当のがんの話
*2プレス発表|東京大学医学部附属病院: https://www.h.u-tokyo.ac.jp/press/20220607.html

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このページの最終更新日時: 2022-06-14 (火) 16:00:22